「電気通信産業労働組合」は、NTT在職の組合員退職により、第45回定期大会の確認に基づき、本年3月末をもって組合解散を致しました。今までのご支援に感謝いたします。
「電通労組」解散と新たな道程について 私達、「電気通信産業労働組合」は、NTT在職の組合員退職により、第45回定期大会の確認に基づき、本年3月末をもって組合解散を致しました。 労働運動の右翼再編や世界的な東西冷戦終結、新自由主義台頭の中で、情勢に連動する新たな労働運動を目指し、全労協に結集して闘い続けてきました。 結成から43年、「私たちの旗は闘いの旗!」「私たちの旗は開かれた旗!」「私たちの旗は統一の旗」という結成時のスローガンを掲げ続け、労働組合として闘う事が出来たのは、組合員、家族の方々の献身的な活動と支えが有り、職場や地域、そして全労協を始め全国の仲間のご指導、ご支援があったからで、あらためて深く感謝申し上げます。 そして三つの旗のスローガンにこだわり、企業、産別を超え国内はもちろん、アジアから世界にまで連帯を求めてきた組合員の奮闘を誇りに思います。 NTTにあっては「ユニバーサルサービスの切り捨て」「分割民営化」「NTTリストラ」と闘いの連続でありました。また、政府・資本の労働者使い放題の「働き方改革」を始め、非正規雇用の拡大を推し進める労働法制改悪との闘い、「阪神淡路大震災」「東日本大震災」「東電福島第一原発事故」「新型コロナウイルス禍」等の大きな社会的課題にも組合全体で取り組み、最後の定期大会では、企業・産別を超えた新しい団結と共闘を作り上げてきた事を全体で確認しました。 6月17日に「新たな道程をあゆむ電通労組感謝の集い」を開催し、全国、地域の仲間、への感謝の思いを届けることが出来ました。そして私達は長い闘いの歴史の中で築いてきた友情と連帯を礎にしながら、組合員夫々が「新たな道程(みちのり)をあゆむ」ことを胸に刻むことができました。 ロシアのウクライナ侵攻、岸田政権の軍拡、原発回帰など、現情勢は極めて理不尽で危険な「戦後政治からの大転換」が強行され様とする中、私たちは電通労組の経験を踏まえ組合員組合員夫々が「三つの旗」を胸に、地域の皆様とも連携し社会運動、住民運動を共に進めていく所存です。 これまでのご支援に再度感謝申し上げ最後のご挨拶とさせていただきます。 2023年7月吉日 電気通信産業労働組合執行委員会 |