@レポート5@

6.25 250回目のデモ 弘前 放射能から子供を守る母親の会

チェルノブイリ原発事故から25年間反原発を訴え、積み重ねたデモが6月25日250回目を迎えました。
子供を放射能から守りたいという母親の願いから始まったデモですが、その危惧が福島原発事故で現実のものとなってしまいました。
 この原発の恐ろしさを訴え続けるためにもデモ続けたいとの思いを受け止めた仲間が今回は61名+ワンちゃん1匹集まりました。
 青森のみならず函館、宮城、福島、東京、神奈川、等々全国から参加。

晴天の下、弘前大学前から繁華街を抜け弘前公園近くまでの2Kmをチラシ撒きさらには、原発廃止に向けた呼びかけを思い思いのプラカードやゼッケン、旗、危険物ドラムなどを持ちながら行進しました。
 電通労組の仲間も20人ほど駆けつけ一緒に町を気持ちを込めて歩きました。
 市民の反応は少なかったですが、もらったチラシを皆さん読んでくれました。
終点桜大通りでは、記念撮影!!「今までで一番多くの方々が参加してくれて感動をもらいました。今後も続けていきたい」との母親の会の皆さんの気持ちに答えるべく応援していくことをみんなで誓いました。


 終了後の交流会では、今までの苦労話、そして福島、宮城の震災に遭われた方の現状や体験談、反原発活動の実情、昔話に話が尽きませんでした。
 今回は島田恵さんが六カ所を含め反原発の映画を撮ると言うことでずっとビデオを回していました。
 最後にみんなで反原発の歌「あたりまえの地球」「このまち」を一緒に合唱してこのデモを続けなくてよい日がくることを願い散会しました。

母親の会のチラシです。

今回参加してくれた高橋さんの報告です。

6月25日  チェルノブイリ事故から26年 250回目のデモ
             原発 まいね!


新幹線新青森駅から30分、弘前の街は穏やかな晴れの空でした。

 弘前大正門前で私たちを待っていたのはにこやかな笑顔の「放射能から子ども達を守る母親の会」の母親たち。

 「今、50人を超えました」「今日は60人を超えています」と参加者数の「実況放送」が流れるなか、東京、福島、宮城、地元青森、そして海を越えて来た北海道からの参加者。

 しばらくぶりの顔合わせなのでしょう話の輪が開く出発の準備。「出発しまーす!」の合図でぞろぞろぞろぞろと歩みだす。弘前大の学生さんも何人か興味深げに門前に集まってきた。

  「私たちはチェルノブイリ原発事故後、250回目のデモです。3月11日福島で本当に大変な事故が起きました・・・・」ハンドマイクを片手に母親の会の訴えが流れ一枚一枚大切そうに道行く人にチラシを配って行く。
鳴り物もなく、コールもなくただひたすら弘前の街を訴えて歩く。

 そう!このデモはチェルノブイリ原発事故をきっかけとして始まった弘前で始めた母親の会の行動だ。雨や風や雪降る冬もそして弘前の街を桜が彩る季節、夏の暑い日、それは、休むことなく「原発まいね!」の心をつなげて来た母親たちの思いがぎっしりと詰まった行動だ。

  ひょっこりと白い自転車に乗った「お巡りさん」一人脇道から顔を出す。「警察官」ではなく「お巡りさん」がデモの様子を眺めながら消えていく。

 母親の会のデモは、私たちが描くデモではないデモだ。繁華街でもハンドマイクから福島事故への怒りを忍ばせながら切々と訴えが続く。

  約50分程の行進で開催地点の公園では、思いを訴え皆で250回目デモを記念して全員で写真。六ヶ所村から参加した若い夫婦と子供と子犬一匹も「原発まいね!」の鉢巻きを締め「青森にこんな重大な問題があったと知り故郷に戻り取り組んでいます」と。花の好きなちっちゃな女の子も「原発まいね!」とキリリ鉢巻姿!「放射能から子どもを守る」。

 いま、この日本で起きていること福島原発事故と放射能から子どもを守るために苦悩する母親の姿・・核も無い、原発も無い本当の意味での安全、安心な社会をと。

  交流会も大盛況で、ただ一人「250回のデモ皆勤賞」のメンバー、と事務局、会計を担ってきた母親の会の仲間に花束が贈られました。参加者からの一言スピーチで時間オーバーで「鈴」がなると「はい!終了」と笑いが広がるなか、母親の会の人たちの本当に優しい笑顔が印象的でした。

  帰りにプレゼントされた「子どもたちに安心して暮らせる故郷を!」(1988年1月発行)のパンフを読んだ。こんなに沢山の本を読み、参考にした手作りのパンフ。討論や学習を積み重ね「原発 まいね!」の思いを心にしっかりきざみながら子供たちの未来のために歩いてきた本当の強さを見る思いがします。

  交流会で、故 高木 仁三郎さんの思い出が語られるなかで、母親の会の女性たちは核燃サイクルに異議を唱え、子供たちの未来のために青森の地に生まれた女性達ではないのか!とふと思った。柔らかな笑顔としなやかな運動・・母親の会の皆さんのデモが一日も早く目的を達成するよう今こそ脱原発を実現しましょう!