NTT労組の歴史的崩壊!

〜NTT有価証券報告書に見るNTT労組組織率の激減!〜

NTT労組脱退者が、ここ2年で1万人?!

 下記の資料はNTTが決算報告―有価証券報告書で公表している数字に基づいて推定したものである。推定によれば、ここ2年間で組織率で5%、1万人がNTT労組を脱退したことになる。組織の20分の1である。これが事実とすれば「NTT労組の歴史的崩壊」が始まったと言えよう。それは同時にNTT労組幹部に依存したNTTリストラ体制の崩壊の始まりでもある。

 リストラ=退職・再雇用は、NTT労組が賛成しなければ確実に破綻したものを、NTT労組はリストラに賛成したばかりか、リストラを自らの要求として提案するという大茶番を演じた。そして雇用選択に際しては、会社が公然とできないことー退職強要などーを労組として請け負うという破廉恥極まる醜態を演じた。今や賃上げ要求を始め、あらゆる「労組らしさ」をすべてかなぐり捨てて会社労務の請負会社と成り果てた。組合費の上にあぐらをかき、終身年金「ひろがり」の基金をもとに先物取引に失敗し、東京労金のスト基金を担保に借金穴埋めするという腐敗した金権体質を露呈した。企業年金問題でも「労組の要求」として退職者も含めてその切り下げを「要求」するなどその姿勢は「会社そのもの」である。最近では衆院選宮城1・2区で民主党候補の電話作戦を80万円でソルコに委託し、公選法違反でNTT労組東北総支部委員長、事務局長などが逮捕・起訴されている。組合員の批判を封殺し、やりたい放題の労使癒着・腐敗堕落した組合運営の限りをつくしたNTT労組幹部にも、ついに年貢の納め時が来たのである。

 このようなNTT労組に大量の脱退者がでるのはあまりにも当然である。彼らに組合費を払い続けることは、自分で自分の首をしめるのと同じことだからだ。組合員に対する統制力―組合を辞めたら村八分というようなーにも完全に陰りを見せている。堂々と脱退した労働者が、職場で拍手喝さいされるに及んでいる。彼らの姿は、崩壊した東欧諸国の権力者、ホーネッカーやチャウシェスクを思い起こさせる。磐石に見えるその体制も、土台が腐り、砂上の楼閣と化していたのである。意味の無い組織は必ず崩壊する。組合員がしらけきった中、このような事態をひとり憂慮しているのはNTTである。リストラはNTT労組幹部の協力無しには語れないからだ。

 

 NTT労組は、正確な組合員数を公表していないから、NTT決算報告―有価証券報告書―従業員の状態、からNTT労組組合員数を推定してみた。有価証券報告書が嘘だというなら、不実記載としてしかるべき追及をうけることになるだろう。下図は有価証券報告書〜「従業員の状態」から、従業員数(a)、組織率(c)をそのまま記載した。(a)の年度ごとの減少数を従業員減少数(b)つまり退職者である、その年度の従業員数(a)×組織率(c)=その年度の組合員数(d)が出る。年度ことの組合員減少数(e)が出る。そして組合員減少数(e)には退職者も含まれるわけだから、従業員減少数(b)=退職者を引けば、NTT労組組合員の純減数(f)が算出されるというわけだ。純減数(f)は脱退者以外の何だろう。誤解なきよう言っておくが、従業員数(a)には退職・再雇用に応じてOS会社に行った人々も含まれる。でなければh14年度で20万人という数字はありえない。また、表がh11年度から始まっているのは、それ以前の「報告書〜従業員の状態」は、我々のような少数派組合員も含めた組織率になっており、比較の対象にならないから割愛した。

 

 

有価証券報告書に見るNTT労組員の減少

 

 

 

 

 

 

 

 

 

従業員数(a)

従業員減少数(b)

組織率©

組合員数(d)

組合員減少(e)

組合員純減(f)

h14

207363

5699

0.933

193470

9365

3666

h13

213062

2162

0.952

202835

8737

6575

h12

215231

8723

0.983

211572

8799

76

h11

223954

 

0.984

220371

 

 

 

 

16584

 

 

26901

10317

 

さてご覧のとおり、この2年間で実に5%、1万人の組合員が脱退?していることになる。しかもリストラ=退職・再雇用が始まったh13年度に一挙に6575人と激増している。翌14年も3666人と極めて多い。あまり人数が多いのでいろいろケースを考えてみたが・・有価証券報告書が嘘〜わざわざ嘘をつく(しかも数字は一桁単位、コンマ以下3桁単位の)理由が分からない。退職・再雇用者が60歳を越えて繰り延べ型の契約社員となり、組合員でなくなった〜それはh15からだろうからこの表に現れるわけはない。(NTT労組幹部、NTT経理担当者など真相を知っている人がいたらご指摘願いたい。メールを頂けたら当HPにて公表します)・・どう考えても脱退者としか思えない。