格差・貧困をなくせ!誰もが生活できる社会へ 

08、5/1第79回日比谷メーデーが開催される



    写真 080501第79回日比谷メーデー
           第79回日比谷メーデー


   「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」のメインスローガンのもと、第79回日比谷メーデーが東京日比谷野外音楽堂にて3000人の参加で開催された。

 一ヶ月前「道路特定財源の期限切れ」に追い込まれた福田自公政権は、前日の4月30日、歳入関連法案を衆議院で再可決し、暫定税率を復活させた。労働者、市民のためではなく唯一自民党道路族議員の聖域を守るための再可決に怒る声が、多くの発言者から上がった。

 衆議院補選山口2区での結果は、後期高齢者医療制度への怒り、消えた年金問題など「高齢者の反乱」と、格差と貧困を作り出している非正規労働者の拡大に対する「若者の反乱」等、新たな状況を作りだしていることを示した。郵政民営化選挙で得た議席の数のお陰で暫定税率を復活させることができたのであり、山口補選の結果をみても明らかなように福田自公政権は、衆議院を解散し民意を問うべきである。という社民党党首福島みずほさん。

 韓国民主労総からの連帯のアピールでは、企業のみの利益と労働者の権利を破壊するFTA(二国間の貿易協定)に反対して、G8洞爺湖サミットは、企業が儲けるための今年の基準作りであり、それに反対するために200人の闘争団を派遣することとし、新自由主義グローバリゼーションと対決する闘いを展開しようと表明した。
   国労闘争団からの22年目にしての全面解決に向けた闘い、中国人研修生への低賃金での強制労働に対する闘いと決意が紹介された。

 集会の最後にメーデーアピールが宣言され、霞ヶ関界隈と銀座界隈をデモ行進して終了した。

 なおこの日のメーデーには全統一光輪モータース分会の仲間達が生活と事業再建のためのカンパ活動が取り組まれた。東京上野のバイク街で、光輪モータース分会に組合否認不当労働行為を繰り返していた(株)光輪モータースが4月24日に会社破産を申し立て、倒産・解雇が通告された。私たちは光輪モータース分会の仲間たちの闘いを支援していきます。



    写真 080501日比谷メーデー デモ行進
           第79回日比谷メーデー デモ行進




宮城全労協メーデー
  労働組合が社会運動としての課題に取り組もう


 宮城のメーデーは「宮城全労協08メーデー討論集会」として18:30から仙台戦災復興記念会館で開催されました。

 宮城メーデーは、闘うメーデーの継承と労働運動に問われている今日的な課題をテーマに討論しました。
 新しいメンバーも含め約60名の県内から結集した仲間は、全国的な労働運動をめぐる状況について、全国一般全国協の遠藤一郎さんの提起を受けた後宮城合同労組、保険会館支部から賃上げを勝ち取った08春闘の成果と、「メタボ検診」を含め、国民に負担を迫る小泉医療改革の本質に迫る報告がなされました。
 また、宮城合同労組仙照会支部からは、介護現場からの恒常的な劣悪労働条件と介護保険の問題点、更に「介護労働者」と「利用者(お客様として)」の対立として現れている新自由主義による意識も含めた労働者分断をどうするのか。
 更に、学校の現場から、給食費滞納の問題から、「学力」競争、管理の強化に対し、公教育とはと言う根源的な問題まで問われている現状の報告に対し、フリー討論では、労働者の意識の分断、個人に切り離されることに対し、人のつながり、団結をもう一度作り出すためには、労働組合が社会運動として直面する課題に意識的に取り組むことが不可欠との意見が出されました。

 労働者が階級として8時間労働、雇用確保、最賃制確立を掲げ始まったメーデーの本質を踏まえ、目指す労働運動は、どのような運動なのかを考える具体的な第一歩としようとの確認と、7月G8に向けた闘い、6月の日中労働者交流にも積極的に取り組むことを確認しあいました。




福島 郡山
  働く者の権利を守るメーデー集会


 福島のメーデーは「今だからこそユニオン!貧困と格差のない社会へ」をタイトルに 掲げ、5月1日午後6時より、郡山市総合福祉センターにおいて開催されました。
  県教組郡山、国労郡山工場支部、全国一般福島連帯ユニオン、鉄産労、郵政ユニオンなどが主体の「働く者の権利を守る第79回メーデー集会実行委員会」が主催、17団体、101名の参加でした。

 集会は、社民党、共産党、の各議員、また郡山の未来を作る会の市議会議員、蛇石郁子さんが来賓連帯の挨拶に立ち、次に各労組から闘いの報告がなされました。

 特筆すべきは、コナカに続いて「洋服の青山」でも一人の店長の組合加入と提訴をきっかけに12億円の未払い残業代を支払うことを発表。それは郡山の闘いが始まりだった事が報告されたことです。
 連帯ユニオンは、青山と交渉を重ね、「店長を管理監督者扱いから外し、時間外・休日手当を支払う」こと確認したものの、過去2年分の未払い賃金の支払い金額の考え方について容認できるものではなく、4月4日福島地裁に「労基法に基づく未払い時間外・休日労働手当の支払い」を求める訴訟をおこし闘っています。

 また、組合つぶしを狙い、偽装倒産して組合員だけを解雇して営業を続けているタクシー会社と裁判闘争を闘う全自交吾妻分会(福島市)の闘い、教組からは、教員免許更新制の問題、自治体労働者からは、自治体における非正規職員や民間委託化による官製ワーキングプアの問題などが報告されました。

 その後、特別報告として、「名ばかり管理職・残業代裁判」で勝利し、現在も裁判闘争を闘う、マクドナルド店長 高野廣志さんと東京管理職ユニオンから闘いの報告がありました。
 たった一人の闘いが、そこに働く人すべてに良い結果をもたらしたばかりか、次の闘いに連鎖するというのはすばらしいと思うし、労働者がいかに過酷な条件で働かされ、また、分断されているかを実感できる報告でした。



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           第79回日比谷メーデー