今こそ派遣法の抜本改正を! 
まったなし!10.29日比谷集会で訴え



    写真 09100310・29派遣法の抜本改正を日比谷集会
           10・29派遣法の抜本改正を日比谷集会


  10月29日(木)「労働者派遣法抜本改正 まったなし!10.29日比谷集会」が2500人の参加で開かれました。

 8月の失業率5.5%は統計を取り始めて戦後最悪(7月の失業率5.7%)の状態が続き、昨年のリーマンショック以来完全失業者数も連続10ヵ月連続で増加しています。とりわけ派遣労働者や契約社員などの非正規労働者に一層のしわ寄せが行われてきています。このような中で労働者派遣法の抜本改正は緊急に求められています。

 集会では最初に鴨桃代全国ユニオン会長からの開会の挨拶で始まりました。厚生労働省の労働政策審議会での論議の中で深刻な状態にあると報告されました。登録型派遣を禁止すれば資本が工場を海外へ移転する、雇用の機会がなくなるなど使用者側の発言が相次ぎ、公益委員も同調する動きがあるとして猶予できない。雇用の機会を奪っているのは資本であり、連立政権に公約実行を迫っていこうと訴えました。

 労働弁護団の棗一郎さんから集会を主催する「労働者派遣法の抜本改正を求める共同行動」の経過と方針が基調報告で述べられました。続いて民主党の吉川さおり参議院議員、社民党の福島みずほ党首、共産党の小池晃参議院議員、国民新党の亀井亜紀子参議院議員からそれぞれ挨拶を受けました。

 民主党の吉川議員からは政権交代の民意をもって流した汗が報われる社会にしたい、福島党首からは経済界の巻き返しを許さず、大きな力で抜本改正を実現しようと、小池議員からは労政審で登録型派遣を禁止するのは職業選択の自由を犯す憲法違反との使用者側意見があった、派遣法成立以前の常態に戻すことが必要で有期雇用契約も原則禁止すべきとそれぞれ訴えられました。また集会には公明党の谷合正明参議院議員も駆け付けたと紹介されました。



     写真 09102910・29派遣法の抜本改正を日比谷集会
           10・29派遣法の抜本改正を日比谷集会


 各界からの挨拶として日本労働弁護団の宮里邦夫会長、ルポライターの鎌田慧さん、NPO法人もやいの湯浅誠事務局長、講談師の神田香織精神さんから発言がありました。

 日本労働弁護団の宮里会長からは「派遣労働黒書」で問題を指摘してきた、鎌田さんからは時間もお金もなく参加できない派遣の仲間とともに派遣法の抜本改正に向け声を上げよう、湯浅さんからは企業はこれまで派遣の仕事を自分で選択したんだからとここにきて無くすのは雇用の機会がなくなると矛盾したことを言っている、政権交代の意味も踏まえ、派遣法の改正や貧困の是正に広く連携を作っていこうとそれぞれ訴えられました。
 講談師の神田さんからは庶民の声を上げていくのが講談師の仕事と「ぽっぽや義士伝」の語りで集会を盛り上げました。

 集会も後段に移り、東京東部労組の阪急トラベルサービス支部から旅行添乗員の労働環境の是正と塩田委員長の解雇撤回を求める訴えがありました。資生堂の関連会社のアンフィニ(神奈川)で契約社員として働いてきた女性労働者が解雇撤回を求める報告が行われました。登録型派遣として働いているグッドウィルユニオンの仲間からは昨年以降仕事が減って、日給も下がってきて生活できないとの訴えがありました。また集会主催者から松下プラズマの最高裁審理で大阪高裁判決を覆す動きについて支援が要請されました。



    写真  09102910・29派遣法の抜本改正を日比谷集会
           10・29派遣法の抜本改正を日比谷集会

   集会は「労働者派遣法を労働者保護を目的にする法律に変えること、派遣先責任を強化すること、日雇い・登録型派遣の禁止と均等待遇を求めていこう」を中味とする抜本改正をめざすとする集会宣言を確認し、国会までの請願行動・デモを展開しました。  



    写真 09102910・29派遣法の抜本改正を日比谷集会