2月19日、仙台での宮城全労協主催「大震災から1周年を前に、地震・津波・原発からの復旧・復興をめざして」集会に80名が参加しました。

 大震災から一周年を迎えますが、政府の「福島第一原発冷温停止宣言」「復興法案・補正予算成立・復興庁設置」とは裏腹に被災地での生活再建、地域復興は進まず、被災者の分断、格差、精神疾患等が増加しています。

 震災直後から生活と被災した地域社会の再建へ、被災者の方々とともに活動してきた一年を振り返り、上からの「復旧・復興」に抗し、次のステップに向うべく、この間関わってきた被災地の皆さんの報告を共有する集会として開催されました。 
 福島県大熊町の前町議であり、昨年秋、町長選挙に立候補した木幡仁さんは、「除染によっても放射能汚染は厳しい現実を直視し、不可能な帰還幻想で避難住民を疲弊させるのでは無く『地元には帰れない』という事を前提とした新たな取り組み」を訴えました。

 「大熊の明日を考える女性の会」を結成し被爆問題、中間貯蔵施設問題を仮設住宅から訴えている木幡まゆみさんは「除染は、これまで原発建設をしてきた鹿島や東芝などのゼネコン、メーカーが受注、現地作業のみ地元の労働者」との実情を報告。
 津波被害で施設が全壊状態になりながらもボランティア等、多くの方々の協力で、高齢者介護事業を復活させ、雇用の確保、地域救援活動を実践している東松島町「NPO法人すみちゃんの家」の伊藤さんは、支援ネットワークの力と「ケースワーカーからケースプレイヤーへ」と介護の目標を報告。
  
 すべての資材を流されながらも、「長石のかきをもう一度食べたい」との消費者の激励電話から、困難な中で漁協青年部を中心に、かき養殖漁業を再開し「子供たちの世代に繋ぐ」と被災地域の再建に取り組んでいる「東松島・長石かき・復興プロジェクト」の高橋さん。

 被災し仮校舎で学ぶ石巻門脇小学校の子供たちの一年を追った、映画「宮城からの報告-こども・学校・地域」の紹介と製作、上演への支援要請。原発被災地で苦闘する福島電通労組と鉄産労福島の仲間の報告もなされました。

 12春闘の中でも労働組合が企業の中にますます後退しようとする現状に対し、今こそ被災者と共に闘える社会的労働運動を追及しましょう。
大震災から1周年を前に、
地震・津波・原発からの復旧・復興をめざして