15、7/18 電通労組第38回定期大会を開催

安倍自公政権の「戦争できる国づくり」を労働者・民衆の闘いで阻止しよう!
違憲な戦争法案とともに、安倍政権を葬りさろう!



      写真 150718 第38回本部大会


 安倍自公政権の「戦争できる国づくり」を労働者・民衆の闘いで阻止しよう!このスローガンの下、電通労組第38回定期大会を3・11東日本大震災の被災地である石巻市の河北総合センターにおいて開催しました。

 安倍自公政権は「戦争が出来る国づくり」「世界一企業が活動しやすい国づくり」の為に、集団的自衛権行使の違憲の戦争法案、沖縄辺野古新基地建設、原発再稼動、労働法制改悪と反動的政策を独裁的手法で推し進めています。そのような政策と対決し、戦争法案もろとも安倍自公政権を打倒するための闘いを展開するための討論を行いました。

大内本部委員長は、「衆議院で7月16日強行採決された安保関連法案に対する闘いが全国で広がっている。反対する動きは市民にととまらず学者、弁護士等々を始としあらゆる人々に広がっている。これは60年安保に匹敵する動きであり、更に若者が多く参加している点についても注目し、我々労働組合もどのような闘いができるのかを本気になって考えていかなければならない。そのような闘いを通して安倍自公政権を打倒しよう。」「この数年、大会で論議してきた『今後の組織の在り方』について、真摯な討論をお願いしたい。」挨拶しました。

 宮城大崎市で暴力的・反動的な企業と闘っている宮城合同労組プレストシーブ支部の高橋さんから支援要請の挨拶がありました。これまでの会社から行われた退職強要の様々な攻撃内容と宮城合同労組に参加してからの闘い、現在会社が仕掛けてきた暴力でっち上げ問題への取り組みなどを含めて報告。今後の闘いへの支援要請が訴えられ、出席組合員全体で支援を確認したところです。

 大会は、本部から15春闘総括、全労協の闘い、NTTリストラ闘争、労働法制改悪との闘い、原発事故避難者への新たな攻撃を許さず原発再稼働を阻止する闘い、今後の電通労組のあり方になどを中心とした経過報告が行われました。更に、2015年度の活動方針案として、強行採決を繰り返す安倍自公政権打倒への闘い。被災地避難者切り捨てを許さず沖縄の闘いと連帯し沖縄と被災地を結び安倍自公政権と対決する闘い。労働法制の改悪を阻止する闘い。NTTグループにおける組織再編、業務集約、労働者使い捨て、ユニバーサルサービスを崩壊させるNTTリストラとの闘い。富谷町議選を始め、安倍政権と闘う統一地方選を全力で闘う方針。更に組織の在り方について「組織討論委員会」の設置を含め方針案が提案され討論を行いました。

 各支部の報告では、宮城からは、グループ内非正規労働者の職場における不安定な現状が報告され、具体的な取り組みの必要性が提起されました。

 安倍政権へ強権的独善的な政治に対して反対する動きは、京大有志の会の「声明書」などにみられるようなに、これまでの「安保闘争」とは異なった意識の活性化が進んでいること。国会前の集会を始め若い人が多く参加し始めており、脱原発の集会、デモ行動などへの参加者も「労働組合や組織の動員的なもの」ではなく、それぞれの立場で考えて行動している新たな動きが始まっているという意見がありました。
 日本国内の職種、分野、立場を超えた「安倍政治を許さない」の声に呼応するさまざまな形の運動を私たち組合員も置かれた状況は違っていても、それぞれの地域や職場で全力で取り組むことが確認されました。

 発再稼働に向けて福島原発事故後の政府対応の変化について、「安全神話」から「安心神話」の流れや、風評被害の問題を利用して「リスクコミニュケーション」から「安全性キャンペーン」の流れに変えようとしているとの報告がありました。

 一方で厚生労働省内部から疫学調査した学者が126名の小児がんの発生はおかしいとのレポートを出すような動きもあることが報告され、安倍政権の中枢から反旗が出されてきたとの報告もされました。福島をはじめ、女川原発再稼働反対など全国の脱原発の闘いと連帯し闘うことが確認されました。


      写真 150718 第38回本部大会
      150718 第38回本部大会


 労働問題では、ブラックバイト、ブラック企業とは「大量採用を行い、パワハラ、人格破壊攻撃を行って労働法を無視して選別使い捨てする企業で、100人の首切りをしても労働者が訴えず社会的な問題にならないことを見込んで経営している企業」であるとの定義付けの説明がなされ、対抗する動きとして若い人たちだけでの団交要求や労働法制のレクチャーをする動き(ブラックバイトユニオン、高校の授業等)、派遣法見直しで派遣労働者が自らの名前を出して告発する動きが始まっていることが報告されました。

  そのような、若者の動きを私たちもこれまでの蓄積、経験を生かして闘いを支援する動きを考えるべきだとの意見が出され、あらゆる機会を通して取り組むことが確認されました。

 方針案に若者、女性に関しての方針が提案されていないこと、若い人たちの現状をどう捉え、どのように向き合って行くのかも含めて、組織課題を方針化するために一人一人の意見が出せる論議の場を設ける必要があるとの意見が出され、継続した論議をしていくことが確認されました。
 最後に、「安倍政権打倒の全国運動を作りだす決議」を採択しました。


      写真 150718 第38回本部大会
      150718 第38回本部大会


  電通労組第38回本部定期大会決議文


 二日目は、大川小学校からスタートし被災地スタデーツアーを行いました。




      写真 150719 被災地スタデーツアー
      150719 被災地スタデーツアー





      写真 150719 被災地スタデーツアー
      150719 被災地スタデーツアー


 大川小学校視察では、娘さんをこの学校で亡くした紫桃隆洋さんが、たまたま私たちがいるのを見て立ち寄り、「説明をしてやりますか?」と声がけしていただき、娘さんをなくしたこと、学校でなにがあったのか今だに真実が伝えらえていないこと、学校の現状、二度とこのような惨事を繰り返さないために何ができるのか、何をしなければいけないのかをリアルに語って頂きました。

 紫桃さんの話を聞きながら、涙があふれてどうしようもありませんでした。大川小学校の問題を紫桃さんたちは、「未来をひらく」として、「誰も悪くはない」「天国の家族は私たちの対立を望んでいない。丁寧に今後のあり方を話し合っていきたい」としています。

 紫桃さんが、「一冊しかないのですが、読んでみてください。」と帰りがけに「小さな命の意味を考える会」が作ったパンフを手渡してくださいました。43ページにわたるものです。詳しくは、考える会のホームページをみてください。

 紫桃さんは、石巻市を相手に訴訟を起こしています。11月には証人尋問、結審するということでした。今後、何か支援できることがあればしていきたいと思っています。

小さな命の意味を考える会 http://311chiisanainochi.org/

 次に、雄勝町役場跡を視察し、町ひとつ丸ごと飲み込まれてしまった町を見ながら、女川町へ向かいました。


      写真 150719 被災地スタデーツアー
      150719 被災地スタデーツアー




      写真 150719 被災地スタデーツアー
      150719 被災地スタデーツアー

 女川町では、町議会議員で女川原発反対同盟の阿部美紀子さんに、女川の被害と当時の状況について説明をして頂きました。女川原発敷地内にある体育館が近隣の浜の「避難所」として使われ、それを東北電力が地域貢献をした宣伝していることに、放射線量をはかる計器が全て使えない中で、敷地内に住民を留めておいたことに強く批判していました。

 東松島市に空自松島基地(ブルーインパルスの訓練基地)があり、自衛隊機が原発近くに落ちたことやイスラエルがイラクの原発を空爆したことを取り上げ、核を所有しなくてもその危険性はあることを話していました。

 また、女川町以外の周辺市町での原発反対運動や団体が作られ運動が広がっていることも報告されました。女川地域医療センター(海抜15m)の1階部分(1.9m)まで津波が押し寄せ、ここでも犠牲者が出ていることも話され、その巨大さを新ためて認識しました。

 次に、石巻市内で多くの犠牲者を出した南浜地区とそこにある門脇小学校(津波と火災にあう)をみながら、日和山に登り、市内の被害状況をみてもらいました。


      写真 150719 被災地スタデーツアー
      150719 被災地スタデーツアー

 ツアーの最後に、別ルートで開通した仙石線の「新東名駅」を見て、「のんび〜りすみちゃんの家」により、伊藤すみ子さんからこの4年間のみやぎ全労協や大阪の仲間たちの取り組みや支援、さまざまな東名地域でも復旧、復興をまとめたプレゼンがあり、この4年間を参加者で再確認し合いました。

 とても有意義な被災地から学ぶスタディーツアーでした。



      写真 150719 被災地スタデーツアー
      150719 被災地スタデーツアー