12・1 秋季東部けんり総行動
地域の仲間が争議解決に向け 共同行動 



      写真 151201 JR新小岩駅頭
      JR新小岩駅頭

 東京東部地域では東部全労協が主体となり、毎年春と秋に東部地域の争議拠点に争議解決を迫る行動を行っています。
12月1日(火)には今年も秋の行動が取り組まれました。
 
 この日は早朝からJR新小岩駅前に集まり、全1日の行動をスタートしました。はじめに東部けんり総行動の岸本議長から安保法制の闘いの勢いを地域の争議解決に向けても取り組もう、東部けんり総行動の地域の争議解決にに向けた28年の歴史を引き継いで行こうとの行動の意義が語られました。
 次に争議組合の仲間から自分たちの紹介と決意が訴えられました。続いて地元葛飾区の区議の水間さんから労働法制の改悪や大企業優位の政策に声を上げていこうとの連帯あいさつがありました。


      写真 151201 JR新小岩駅頭
      JR新小岩駅頭


 この日の行動はバス2台に分乗し争議拠点を巡りました。最初に葛飾区奥戸にある多摩ミルクグループに向かいました。森永乳業の下請けの多摩ミルクグループのエイチ・ビー・エスではドライバーが過労死レベル(月80時間の残業)をはるかに超える長時間労働を恒常的に強いられてきました。その背景には「固定残業代」の制度があり、固定残業代を除くと最低賃金を下回るという賃金制度です。
 また、森永乳業東京工場の出荷事務所では欠員補充を行わないで過重労働が強いられています。このような会社姿勢は組合つぶしを狙っています。未払い残業代、労働基準監督署からの是正勧告に従うこと、補充採用の申し入れを行いましたが、事務所は居留守を決め込み話し合いに応じませんでした。組合員一人ひとりから決意と怒りの発言を受けシュプレヒコールでここでの行動を終えました。


      写真 151201 多摩ミルクグループ前
      多摩ミルクグループ前


  次に荒川区西日暮里にある富士美術印刷に向かいました。2012年9月に全国一般東京労組フジビ分会の組合つぶしを狙った富士美術印刷のグループ企業の富士製版の偽装倒産により富士製版に働いていた労働者は退職金も支払われず路頭に迷わされてしまいました。
 富士美術印刷は昨年からの東京都労働委員会での和解交渉で組合の譲歩の線を無視し、雇用の受け入れを拒否する内容で、交渉を決裂させました。昼休みの時間帯にもかかわらず構内の出入口を閉鎖し、申し入れ書も受取らないという不誠実な対応でした。荒川区内や隣接する地区の仲間からの激励支援のあいさつを受けて怒りの門前集会を行いました。


      写真 151201 富士美術印刷前
      富士美術印刷前


 次に千代田区御茶ノ水にある井上眼科病院に向かいました。2013年に井上眼科病院での三井住友銀行の出向者からのパワハラ・セクハラをやめさせるため組合を結成したところ、過去にさかのぼって資格手当を詐取したと委員長の福井さんが解雇されました。
 今年の7月16日東京地裁で「解雇無効」の判決が出たにもかかわらず、復職させようとしない井上眼科病院に抗議の行動を行いました。


      写真 151201 井上眼科病院前
      井上眼科病院前




 この日の最後に2010年の大みそかにパイロットと客室乗務員合わせて165名を解雇したJAL日本航空の解雇撤回を求めて監督官庁である国土交通省に申し入れを行いました。ILOからも再度の勧告が出されており、不当解雇後も2000名を超えて客室乗務員が採用され、毎年650名も辞めており、パイロットも100名以上辞めているという状態が「空の安全を脅かしており」JALの経営姿勢に現れているという現状が報告されました。
 長引くJAL不当解雇撤回争議に対し、争議解決に向けて指導すること、空の安全運航のために乗客が安心して利用できるように申し入れを行いました。

 企業の枠を超えて、正規・非正規の区別なく労働者がともに生活できるように、争議解決のために相互支援を行っていく取り組みに今後とも参加していきたいと考えています。 


      写真 151201 国土交通省前
      国土交通省前