大飯原発の再稼動は、民主党政権の終わりの日!

経済より人の命を大事にする政治を求めよう!



 経済優先の野田政権は、福島原発事故の解明、収束すら全くたっていない中で、避難を余儀なくされている福島の人々を完全に無視し「国民生活を守るため」と「原発再稼動」を決定した。

 3月から始められた毎週金曜日の「再稼動反対!首相官邸前抗議行動」は、政府の再稼動決定から抗議する市民、労働者の結集が数万人規模に拡大し、再稼動を直前にした6月29日は、10万人(主催者発表)を超える人数に膨れ上がり、官邸前の道路は結集した民衆で占拠(オキュパイ)された。
 大飯原発ゲート前も、再稼動に抗議する人々により封鎖され、再稼動に立ち会った経済産業副大臣の牧野は、船で原発敷地内に入らざるを得なかった。

 経団連、原発産業・企業、原子力族議員、電事連、電力労連など「原子力ムラ」の猛烈な巻き返しのなかでの再稼動だ。「原子力ムラ」の輩には、人の命より、経済が大事なのだ。沖縄と同じように、人の命より、安全保障が優先する 政治とは、経済(企業)を守る政治であり、民衆を守る政治ではないことがはっきりした。

 夏の電力不足を理由とした野田の再稼動策動は、原発の全面的な稼動へと突き進む姿勢を明らかにした。伊方、泊、川内と稼動準備が出来ているところから今度、「冬の需要」を見込んでの再稼動を狙っている。  「コンクリートから人へ」が空しく響く。大飯原発の再稼動の日は、民主党の終わりの日でもある。(小沢グループは翌日離党した。)  「原発ゼロ」は2ヶ月で終わったが、毎週末の首相官邸前行動、7.16脱原発10万人集会、7.29国会包囲デモと闘いは続く。原発再稼動反対、脱原発への転換を求めていこう!

ドサクサ紛れの原子力基本法改悪許すな!
審議のやり直しを求める!


 6月20日、原子力規制庁の設置に関する法案が成立した。その過程で、「原子力の憲法」である原子力基本法の基本方針が改悪された。

 『民主・自主・公開』の「平和三原則」を骨抜きにし、目的に、「安全保障に資する」という文言が挿入され、「原子力の平和利用」のあり方を根底から覆す改悪である。民自公の三党協議のなかで自民党の主張を受け入れ法案が作られ、国民の目に触れないなか、論議もほとんどされないなかでの改悪である。「安全保障」の定義説明がなく、軍事利用に繋がるのは必至であり、基本方針の転換である。国民的な論議が必要なのは当然である。

 同じ日、改正宇宙航空研究開発機構法も成立した。「平和目的」に限定された条項が削除され、防衛利用への参加を可能にした。これも自民党が中心となって策定されたものだ。

 ドサクサ紛れの法案改悪は、民自公の談合密室政治=「大連立」政治の姿を明らかにした。改悪法の撤廃と審議のやり直しを求めよう!





      写真 120629首相官邸前

         120629首相官邸前